最近は、ブログやニュースレター、小冊子など自分(院長)で文章を書く機会が多い。文章を書く時は、どんな点に注意すれば良いか?

 

 

答え)

 

院長が文章を書く時には、通常の文章作成とは違って、幾つか、注意するべき点があります。

ただし、このテーマを詳しく説明すると、1冊、本が書けてしまうので、ここでは、特に、気をつけた方が良い2つの点だけに、焦点を絞って解説します。

 

最初に、院長が知っておくべき点は、文章が、いかに不完全で、誤解されやすいコミュニケーションの手段かという事実です。

院長にとって、この点は、ショックでしょうか?では、下記に例をあげて詳しく解説します。

 

例えば、院長ならば、誰でも知っている単語で、

 

「自然治癒力」

 

という日本語があります。仮に、自然治癒力の言葉に対する理解力を、院長が100とすると、一般人の場合は、せいぜい1程度です。

 

つまり、「自然治癒力」という言葉一つでも、院長と一般人の間には、99の認識ギャップが存在します。

 

通常は、同じ日本人同士が、日本語を、書いたり、読んだりしているのだから、簡単に理解できるだろうと、考えがちです。

 

実際は、文章を書くという行為は、常に相手との認識ギャップを意識する

ことです。

院長は、常に、お客様との間に存在する認識ギャップを、頭の片すみにおきながら、文章を書く必要があります。

この意識が、スッポリ抜けてしまうと、誰も理解できないような、ただの専門用語の羅列だけで、反応ゼロの文章になってしまいます。

 

次に、注意したい点は、正直、当たり前のことで、わざわざここで書く必要なんて、あるのか? と思う点です。

それは、

 

「人は、他人が書いた文章になんか興味ない」

 

という事実です。 有名な作家が書いた小説などでしたら別ですが、普通

お客様は、整体/カイロプラクティック院などの院長が書いた専門的な文章など、進んで読みたいとは思いません。

 

院長が、文章を書く時は、

 

「まず、一般人は、院長が書く文章など、積極的に読んでみたいと思っていない」

 

ということを前提とするべきです。

 

これは、私のメルマガでも同じことで、普通は、誰も他人が書く文章などじっくり読みたいと思わないので、相手に文章を読んでもらう為には、どんな工夫がいるか?を考える必要があります。

 

私が、とても不思議に思うのは、ほとんどの院長に、上で述べた「他人は

自分が書く文章なんか、積極的に読みたいと思っていない」という前提がなくて、文章を発信すれば、そのまま、即、相手に読んで、理解してもらえると思っている点です。

 

院長が、文章を書く時は、上記の2点を心に留めればよいと思います。