初めて治療院に来られたお客さんとのコミュニケーションを円滑にする為に、何かコツ、秘訣はありますか?

 

 

 

答え)

 

この質問に対する答えは、以前面談した千葉県で治療院を経営の院長が教えてくれました。

答えは、『最初に肩もみ戦略』です。では、肩もみ戦略について下記で説明します。

 

 

その院長は、原則、初回来院のお客さんには、まずベッドに寝かせる前に

座った状態のまま、軽く肩を揉むそうです。

この目的は、2つあります。

 

 

1)患者さんは、まだ治療院に来たばかりで、緊張しています。  

  そこで、いきなり、患者さんに、では、ベッドに寝てくださいと言って

  患者さんを寝かせても、まだ、体が緊張して固いままです。

  つまり、体が固いまま、施術を行っても効果が薄れてしまうからです。

 

 

2)患者の肩を揉む時に、毎回、

 

  『肩が凝ってますね』

 

  と言うそうです。初回来院の患者が緊張して、肩がこるのは当たり前で

  すが、このセリフを言うのは理由があります。 それは、

 

   『肩が凝ってますね』

 

   と言った後、

 

  『何か、日常生活でストレスになることでもあるのですか?』

   とさりげなく話をふるためです。つまり、初回来院の患者さんに

 

   『ストレスとか、そういう心のことも遠慮なく話して良いですよ』

 

   というサインを患者さんに与える為に、最初に肩を揉むわけです。

 

   また、このスタイルならば、院長も、相手の情報を、より多く収集でき

  施術に役立てることができます。