お客様に希望を与える文章

 

 

 

 

 

個人的なことですが、以前、私は地元の整体院に一人のお客として行ったことがあります。

なぜなら、その時はずっと首が痛くてたまらなかったからです。

おそらく理由としては、私の場合、職業柄どうしても長時間パソコンを

使用する=同じ姿勢でいることが多いからだと思います。

 

とにかく、自分が一人のお客として整体院に行った時、改めて感じたことですが、やはり、整体/カイロプラクティック院に行くということは、お客様にとっては、その時点でかなり深刻な状況です。

なぜなら、今の痛みが、どうしても耐えられないから治療院に行くわけで

言わば、SOSの信号を院長に出しているようなものです。

 

そこで、初回来院では、問診票を用意する治療院がほとんどですが、必然的に項目は、喫煙の有無、飲酒の習慣など、ある程度、つっこんだ内容

になります。

 

ところが、無意識の内に、お客様に希望を与えることが実践できている院長の問診票は、これだけで終わりません。

過去に私が見たある院長の問診票では、なんと、最後の項目に

 

 

「健康な体になったら、何をしたいですか?どんな生活を送りたいで

 すか?」

 

 

との質問があり、感動しました。

 

なぜなら、私の首痛の体験からも言えますが、お客様が治療院に来た時点

では、体に強烈な痛みを抱えており、その時点ではとてもじゃないけれど

 

 

「この痛みが消えたら、何をしたいか?」

 

 

など、前向きな思考になることはできません。

 

 

その院長は、お客様のこのような心理状態を理解した上で、それでもお客様に、健康になる未来をイメージさせる為、このような質問を用意した訳です。

 

私は、このような配慮を文面に、さりげなく盛り込んでいる院長の問診票

を見て、本当にうれしくなりました。

 

まさに、これこそが「お客様に希望を与える文章」の例で、全ての院長が

このようなお客様への配慮に満ちた文章を書いて頂ければと思います。