小冊子を活用した集客のヒント集

 

 

 

小冊子の意外な3つのメリット

 

 

小冊子を使ったマーケティング活動では、どのビジネス書を読んでも、

まず『新規客の獲得』しか語られません。

もちろん、新規客の獲得は、小冊子を使うことのメリットの1つですが、

実は、これ以外に、小冊子には、3つの隠れたメリットが存在します。

では、3つのメリットとは何か?  下記で詳しく解説していきます。

 

 

新規客を集める以外の小冊子の3つのメリットは下記の通りです。

 

1)将来の失客/失注を防ぐディフェンスの役割

 

2)経営者とスタッフの間の認識ギャップを埋める為のツール

 

3)小冊子記事を分解して、ホームページやブログなどに連載

 

 

では、下記にそれぞれの意味を解説していきます。

 

 

 

1)将来の失客/失注を防ぐディフェンスの役割

 

  解説)

 

   小冊子を使ったマーケティングというと、冒頭で述べた通り、どうして

  も、新規客獲得ばかりが、強調されてしまいます。

   ただし、最も重要で、効果的なのは、とにかく一度、自社のサービスを

  利用してくれた新規客を、将来のリピーターとして確保する為に、

  小冊子を渡すことです。

  可能であるならば、小冊子も郵送でなく、『手渡し』で、1人、1人に

  対面で、小冊子の概要、作ったきっかけなどを説明しながら渡すのが、

  更に効果的です。

  はっきり言って、この手法の方が、無造作に小冊子をばらまくよりは

  余程、小予算で、確実に売り上げアップも見込めます。

  小冊子の第一優先順位は、攻撃ではなくディフェンスです。

 

 

 

2)経営者とスタッフの間の認識ギャップを埋める為のツール

 

  解説)

 

  これは、最近、私の本業の整体/カイロ院向け、オリジナル小冊子

  作成の仕事の中で、気付いたことです。

  例えば、院長以外にスタッフが、3〜4人いる整体院などでは、どうして

  も院長とスタッフの間には、レベルの差が出てしまいます。

  もちろん、お互いの実力差は、勤務年数、過去に治療した患者さんの

  合計数など、経験という『時間』に左右される要素が大きいので、

  直ぐに、縮めることは不可能です。

 

  ただし、ここで院長が作成した小冊子というツールを使えば、少なくと

  も、院長とスタッフの間の認識ギャップは、ある程度は縮めることが

  出来るようになります。

  つまり、スタッフが治療後、お客さんに小冊子を手渡しする時、どのよ

  うに小冊子の要点を説明しながら、渡すことが出来るか?

  このセリフの部分を、チェックしていくだけでも、お互いの認識ギャッ

  プを、少しずつ埋めていくことが出来ます。

  また、スタッフの認識レベルを上げる為の小冊子という手法は、どんな

  業界でも応用可能です。

  例えば、以前読んだ日経流通新聞には、サンドイッチチェーンの日本サ

   ブウエイで、下記の記事が載っていました。

 

  『さらに店員向けのブランドブックを作成した。サブウエイの特徴や

  こだわり、名前の由来、歴史などを簡単にまとめた小冊子で、同社の

  理念の共有化などに役立てる考えだ』

 

 

  このような使い方も、小冊子の有効な活用法です。

 

 

 

 

3)小冊子記事を分解して、ホームページやブログなどに連載

 

  解説)

 

  オリジナル小冊子が完成したならば、その事実は、あらゆる機会を

  通して、伝えるべきです。

  なぜなら、小冊子というツールは、その特徴から、チラシや広告よりも

  作成までに時間の掛かる面倒なツールです。

  その為、小冊子を作成したという事実そのものが、お客さんにとっての

  1つの自社アピールとなります。

  当然、ホームページには、小冊子関連の記事は載せるべきです。更に、

  それ以外にも、小冊子記事の一部なども、どんどんホームページに

  載せるべきです。

  なぜなら、一部、内容が重複していても、本当に興味のあるお客さんは

  小冊子を自分から、注文してきます。

 

  ビジネス書でも、ブログやメルマガの記事を編集した内容で、出版され

  ることがありますが、それでも興味のある人は書籍を購入します。

  小冊子も理屈は同じなので、内容が、一部重複しても、どんどんホーム

  ページやブログに載せていくべきです。

  せっかく、小冊子を作ったのに、ホームページに、注文フォームだけ

  しか設定してないのは、勿体ないことです。