どうしても相性の合わないお客、嫌なお客なども、全員、治療院では受け入れるべきでしょうか?

 

 

 

答え)

 

この質問に対する回答は、NOです。実は、私自身この仕事を通して、繁盛している院、または患者さんのリピート率が高い院は、上手に、特定の患者さんを、自院から離しているのを発見しました。

 

やはり、どうしても自分との相性の合わないお客さんまで無理して抱え込むのは、院長にとってもマイナスです。

ところで、このテーマに関しては、2つ名案があります。

まず、院長の方で、

 

『こういうお客さんに来て欲しい』

 

という理想のお客さん像を考えます。

次は、逆に、こういうお客さんは来て欲しくないと、嫌なお客さんの特徴を、リストアップします。

この作業は、お薦めです。特に、参考になるのが『営業マンは断ることを

覚えなさい(石原明)』という書籍です。

営業マン=院長と言い換えて読めば、様々なヒントが得られます。

 

次に、2つ目の方法を紹介します。やはり、院長によっては、

 

『そうは言っても、いきなり嫌なお客を断ることはできない』

 

と言われる方もいます。

確かに、いきなり嫌なお客さんを断るのは難しいという気持ちは理解できます。そこで、今後、試しに、一ヶ月に一人だけ、院長が本当に嫌だと感じるお客さんだけ、やんわりと断ってみます。

なぜなら、一ヶ月間に、嫌なお客一人を断るだけならば、経営的にも問題

ないからです。

その後、院長は、どう感じるか?

おそらく、ほとんどの院長にとって、現在、嫌なお客でも受け入れている精神的なストレスの方が、大きいはずです。