お客様インタビュー 1

 

 

 

      「オリジナル小冊子作成編」

 

 

 

 

下記に、オリジナル小冊子作成サービスをご利用頂いたお客様インタビューを掲載します。

なお、このお客様は、チラシ/新聞記事広告など、他の紙媒体についても

実践から学んだ豊富な知識をお持ちだったので、オリジナル小冊子以外に合わせてチラシ/新聞記事広告の効果についても、インタビューしました。

 

 

インタビューした人       集客支援センター 代表 川又

 

インタビューを受けたお客様   補聴器のとことこ 山口店長様

 

 

 

 

 

 

川又 まず、チラシのメリット/デメリットを教えてください。

 

 

山口 チラシの一番のメリットは、これはチラシでも新聞でも共通してい

   るのでしょうが、まずまったく何の知名度も無い人の認知を上げる

   為には、一番安易な手段だと言えることですね。

   ただ、チラシは入れる曜日と、日にちによって反応が変わってきま

   す。その為、どの曜日/日にちでチラシを入れるかは、自社のターゲ

   ット層を見極めた上で決めることが一番大事です。

 

   それから、チラシにおいては差別化が絶対重要なポイントです。

   極端な話、チラシが多い日は50部ぐらい入っていますが、その殆ど

   が業種の種類を問わず、販売を目的とした『売り込み』のチラシで

   す。それに対して、まず情報提供を第一目的としたチラシは、極め

   て少ないです。

   私は、そんな状況の中で、もちろん販売目的ではあるけれども、

   その販売の臭いを極力消せるようにしてきました。

   チラシを見た人が、即座に『また売り込みか!』と思わせない為に

   チラシには、『特売』とか『セールス』という言葉は、一切使って

   ません。

 

 

川又 チラシに関しては、頻繁に期間限定/人数限定など、何かを限定し

   購買意欲を喚起する内容が多いですが、実際にこの手法は、有効

   ですか?

 

 

山口 商品の特性によって変わります。一般的な、どこの店でも販売され

   ているような商品でしたら、期間を限定したほうが、絶対集客にお

   いては効果的です。

   逆に、高額商品など、購入前にじっくり時間を掛けて検討すること

   が必要になる商品に関しては、ある程度、長い期間を設けないと、

   ユーザーのスケジュールに合わせられなくなります。

   その為、自分がどんな商品を扱うかによって、期間は変えたほうが

   良いと思います。

 

 

川又 チラシの一番のデメリットは何でしょうか?

 

 

山口 チラシは、他の媒体と比較した場合、料金的には非常に高いです。

   値段が、もう少し安ければ私も頻繁にチラシを配布出来るのですが

   ・・・。

      チラシのもう一つのデメリットは、地域が限定されることです。

   何の為に地域が限定されるのか?と言うと、やはり料金です。

   地域を広げると、広げた分だけ料金が掛かります。定期的にチラシ

   を発行したいならば、地域毎に、順番で配るなどをしないとお金が

   幾らあっても足りなくなります。

 

 

川又 次に新聞記事広告に関して、お聞かせください。

   

 

 

山口 新聞に関しては、もちろんどこの新聞を扱うかにもよりますが、

   合計三つのメリットがあります。

 

   一つ目のメリットとしては、広範囲の地域に流布出来ること。

 

   二つ目は、記事広告という形で、自社記事を掲載することで、新聞

   社の信頼度を、個々の法人に上乗せ出来ることです。

 

   今、私の場合だと『新聞+チラシ』をセットでやっていますが、

   やはり効果は上がっています。

   チラシが先で、新聞が後か?それとも新聞が先で、チラシが後か?

   ではありませんが、このセットは有効です。

 

   三つ目の利点は、もちろんスペースをどれだけ取るかで変わって

   来ますが、チラシよりも料金が安いことです。

   新聞記事のデメリットとしては、当然サイズはチラシよりも小さく

   なるので、掲載出来る情報に限りがあることです。

 

 

 

川又 次に、雑誌広告についてお聞かせ下さい。

 

 

 

山口 雑誌広告を選ぶ時の注意点としては、扱う商品の種類によっては全

   く効果の出ない雑誌もあることです(苦笑)。

   その雑誌は、どういう層に読まれている雑誌か?を事前に調べない  

   と結果が全く出ない場合もあるので、注意が必要です。

 

 

 

川又 全く反応が出ないということは、怖いですね。

 

 

 

山口 そうですね。更に雑誌広告は、料金も決して安い訳ではないです

   からね。

 

 

川又 ポスティング広告については、どうでしょうか?

 

 

山口 ポスティングに関しては、1つ重大な誤解があるのではないでしょう

   か? 開業したばかりの人が、営業経費を節約する為に、業者を通さ

   ず自らポスティングすることは良くあるケースです。

   確かに自分で、ポスティングをすれば、経費は節約になりますが、

   その分、自分の時間が無くなります。

   そう考えると結局は、節約する金額より、失う時間の損失の方が、

   トータルで見て大きいと思います。

   

 

川又 なるほど。

 

 

山口 実際問題として、仮に自分で5000部をポスティングするとしたら、

   大変です、丸一日掛かっても配り終わらないでしょう。

   そのポスティング作業に時間を掛けるぐらいならば、私にとっては

   チラシや新聞記事の内容を考えたりする時間のほうが、貴重なので

   す。

 

 

川又 それでは、次にメルマガ等のネットについて、山口様の意見をお聞

   かせ下さい。

 

 

山口 ネットに関しては、現在まだ評価中ですが、これは自社で扱う商品

   の種類によって、効果の上がりやすい物と、上がりにくい物に分か

   れると思います。何でもインターネットで宣伝すれば良い訳ではな

   いと思う。

 

   これは逆に、私は川又さんに教えて貰って、それが直接的にどこま

   で効果が上がるか?は、評価出来てないけど、極力お金が掛からな

   い方法で、評価を重ねていって、それで効果が認められるのであれ

   ば、思い切って投資しても良いです。

   けれども、効果の見極めがある程度出来るまでは、とにかく経費を

   掛けずにいく方が、私は良いと思うんですよ。

 

 

川又 そうですね。

 

 

山口 いたずらに時代の流れだからと言って、ネットに走っても経費倒れ

   になることが多々あるので・・・・。

   ホームページなどで業者を検討する時は、これは、当たり前のこと

   かもしれないけど、値段は業者によって千差万別なので、必ず見積  

   を取ることと、作成後の保守/メンテナンス料金がどれくらい掛かる

   のか?を事前に聞きだしておくことの二つが、絶対必要だと思いま

   す。

 

 

川又 最後に、小冊子はどうでしょうか?

 

 

山口 小冊子に関しては、評価というか、即効性があるか?に関しては認

   められない点があります。

   ただ個々の顧客、或いは法人絡みにおいても、小冊子という、自ら

   情報をまとめたツールを渡すという行為は、特に、直接手渡し出来

   る場合、もちろん内容にもよるのでしょうが、かなり自社に対する

   信頼度が高くなると思います。

 

   お客さんの中には、私の小冊子ですら全部読みきれない人もいます  

   が、(※小冊子は全30頁)それでも何か『匂い』を感じ取ってくれ

   ますね。

   『匂い』というのは、『ここは、真面目にやってくれるな』『真面 

   目な店なのかな』という感触を持ってくれることです。

   もちろん内容にもよりますが、売り一辺倒でなく真面目に作られた

   ものならば、相手にそういう気持ち/誠意は伝わりますね。

 

 

川又 なるほど。

 

 

 

山口 メーカや大手が作ったカタログやリーフレットでは、絶対得られな 

   い印象が相手に伝わるのが小冊子のメリットです。

   最近は、メーカーも小冊子タイプのパンフレットも色々作成してい

   ますが、正直ユーザーの立場で、ユーザーが理解出来る文章で書か

   れたものは、少ないですね。

   まー、メーカーの立場で言えば、限られたスペースに、情報を入れ

   ているので、その分、言葉が足りなくなったり、専門用語の羅列に

   なってしまうのは仕方が無いことかもしれませんが・・・・。

 

   そういう点では、自店(補聴器店)のターゲット層に理解出来る形

   に組み替えて、提供出来るのは、お客さんにとっても非常に分かり

   やすいというメリットがあります。

   そこが、小冊子の良い所じゃないかなと思いますね。

 

 

 

川又 確かに、メーカーはそこまで考えて、小冊子やパンフレットを作成

   する訳では無いですからね。

 

 

山口 メーカーは何百万人という層を対象にして、商品を作っているので

   個々の地域性、年代別ターゲット層などを考慮したパンフレットな

   どは、とてもじゃないけど無理ですね。

   その点、自分の店の商品を含めて、オリジナリティーに溢れた情報

   を小冊子という形で渡せるのは、良いのかなと思います。

   昨年10月から小冊子を配り始めたばかりなので、まだ評価という所

   まではいっていないけど、宣伝媒体としては使えるのかな、という

   感触はあります。

   ただそれが、本来の(集客の)戦力として使えるかは、もうちょっ

   と試してみないと分からないですね。

 

 

川又 そうですね。ただ無造作に小冊子を配っても意味がないですね。

 

 

山口 うん、だから配り方とか、渡す層も、例えば、問い合わせのあった

   お客さんにDMで送ってみたり、手渡しをしてみたりなど色々試して

   います。さっき言ったポスティングの話とオーバーラップする部分

   はあるけれど、無造作にチラシを100件ポスティングするよりは、

   10人のお客さんでも良いから、直接お会いして、小冊子を渡すほう

   が売り上げには結びついてくるだろうな、という感触はあります。

   お客さんに直接『手渡し』する方向で小冊子を使っていくのは、

   一つの有効な使い方だと思います。

 

   最近は、駅のラックにフリーペーパーや小冊子を配置することも増   

   えていますが、効果はあまり無いと思いますね。

   なぜなら無造作に置いてあるだけの物は(無料だから)とりあえず

   持っていっても、また無造作に家に放り投げるだけですからね。

 

 

 

川又 そうですね。結局は、無料でも、要らないものは要らないですから

   ね。

 

 

山口 そういう点では、自分で作成して、自店のターゲット層の人達に、

   1ページでも良いから、読んで貰う為の道具としては、小冊子は使え

   るのかなと思います。